レンタルキッチンの設備
レンタルキッチンの設備は、レンタルキッチンの運営者の考え方によって大きく差が出るところです。例えば、あらゆる調理器具を揃えているようなところもあれば、最低限のスペースだけを提供して、調理器具は持参を促しているところもあります。
これらは、運営側の視点になってみるとイメージしやすいでしょう。例えば、より多くの調理器具が揃っていれば利用者にとっては有意義ですが、運営側からすれば購入費がかかり、それ以上に管理上のコストもかかります。それが結果的にスペース代に反映されてくることになるため、利用料金が高くなるという流れになります。
利用者によっては、「誰が使ったか分からないような調理器具は使いたくないので自分で必要なものは持参する」という人も多いのです。このような利用者が多ければ、必然的に運営者も調理器具を充実させることの意義は薄れるため、あまり充実させないという選択をする場合もあります。
結論的には、調理設備・調理器具に関しては「運営者の考え方次第」で大きく変わるということです。
利用者としても、充実した設備を求めるケースもあれば、さほど重視しないということもあるでしょう。将来、飲食店を開業しようと考えているような人からすれば、業務用のコンロやレンジなどが一通り揃っているキッチンは、業務用の厨房と同一のレベルであるため、試作品づくりや調理のオペレーションテストに最適です。
一方で、友人を招いてホームパーティーを開催するというレベルであれは、電子レンジなどの温めができれば十分ということもあり、むしろ「キッチンよりも食事をするスペースを重視する」ということもあるでしょう。
レンタルキッチンと言えば、設備が充実しているというイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそのようなことはなく、運営者(施設オーナー)の意向が強く反映されるということも知っておくと良いです。